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NEWS

2021/07/26

Audiostock楽曲のフィンガープリント登録開始のお知らせ


当社が運営する音の流通プラットフォーム「Audiostock」で取り扱う一部の楽曲は、音楽著作権管理団体(NexTone)に部分委託しております。それらの楽曲につきまして、フィンガープリント運営会社であるサウンドマウス社への楽曲データ提供を開始いたしました。

これにより、放送局等でサウンドマウス社(日本法人:サウンドマウス・ジャパン株式会社)のフィンガープリント技術を導入している事業者は、テレビ番組等でAudiostockの楽曲を使用した場合に自動で検知できるようになります。

フィンガープリント技術とは
フィンガープリントとは、人間でいう指紋と同様に、音楽の特徴点を抽出しデータ化したものです。

テレビ局やラジオ局などの放送局は、JASRACやNexToneなどの音楽著作権管理団体へ番組で使用した楽曲を全て報告する必要がありますが、フィンガープリント技術を活用することで番組で使用した楽曲を自動で検知できるようになります。

それにより手動での利用曲目報告を作成する必要がなくなり、膨大に発生していた事務作業を簡素化することができ、より精度の高い利用報告を実現することができます。

この度Audiostockでは、PRS(イギリスの著作権管理団体)をはじめとして、グローバルで多数の実績があるイギリスに本社のあるサウンドマウス社へのデータ提供を開始し、フィンガープリントのデータベースに登録をしていただきました。

音楽家への適切な収益還元にもつながる
放送局等の楽曲利用者がフィンガープリント技術を活用して正確な利用実績を報告していただくことで、手作業で漏れていた利用楽曲などがなくなり、音楽家への収益の還元もより適正で正確に行うことができます。

フィンガープリント技術はこれまではキー局を中心とした一部の放送局にしか導入されておりませんでしたが、近年の技術発展やコストダウン等により地方の放送局への導入も拡大しております。

音楽家の収益機会を拡大するためにも、今後も当社はフィンガープリント運営会社と連携して、楽曲のデータ提供など進めてまいりたいと考えております。

▽著作権管理団体へ部分委託している楽曲について詳細は下記をご参照ください。
https://audiostock.jp/help/copyright_information